テーブルと椅子は付き物で、必ずセットとして考えられますが、どちらが先に登場したのでしょうか？、たとえば古代エジプトのファラオやヨーロッパの王と王妃のみ椅子があり、他の貴族たちは皆立っています、これは椅子がまさに権威の象徴だったからでしょう。
ということは椅子が先でしょうか、いやしかし、テーブルさえあれば、椅子は木の切り株でも間に合うし、石でもいいわけですね。まさに卵が先か鶏が先かになってしまいます。
どなたか、この問題に答えを出していただける方はいらしゃいませんでしょうか？
さて我が国の歴史はどうでしょう、中国の影響でちょっとだけ室町時代登場しますが、１部の貴族のみで、すぐ消えて、板の間に座りその後、畳を敷いて生活する文化が定着しました。
そして、武士の階級社会の確立もあって、膳による個人用になり、それが長く続きました。
卓袱台の登場は意外と新しく、明治２０年頃で、西洋料理のチャブ屋から誕生し徐々に家庭に進出し始め、特に関東大震災を契機に膳から卓袱台へ移行が進みました。
その卓袱台も１９６３年をピークに生活習慣の変化や、洋風化によりダイニングテーブルへと移り変わっています。
ですから、卓袱台もたった数十年ほどで登場、普及、衰退と、歴史の中に埋もれて行くことになるのです。
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